2015年10月27日

イタリア・フィレンツェ パート2

こんにちは、さて パート2でございますface02


まず、手始めに実演したものが 下の写真になります。


 
・上より 「はさみ菊」 和鋏ですが、先を細く尖らせた専用のハサミで 花びら1枚、1枚を切っていきます。face08

さすがに これには いきなりド肝を抜かれたようで、写真とかで見たことあるけど 型に押して作っているのだと
思われていたようで、仕上げの段階まで 見物の皆さんが物音一つたてずに見ていたのが印象的でした。

国家検定の1級和菓子技能士の実技科目でもあります。icon14


・彩り鮮やかな 「花てまり」、最初の修行先 京都市 仙太郎 直伝の生菓子細工です。 製法は門外不出となっていますので
いくら お金を積まれても 明かせない秘技でございます。

・続いて 「白鳥」、絹(シルク)布巾を巧みに絞り、 首を尻尾に もたげた表現方法。

「もう一回見せてくれ!」など リクエストがあり すべて見せましたが 皆さん うなっていましたねicon14

2本の手で出来上がる数々の和菓子に、ため息混じりで握手を求められました。face02




関係者、招待客のみのレセプションでの風景です。

大使館関係、文化財団関係、報道関係、様々な方がお見えになりました。




会場内では、和服の皆さんがおもてなし!いろいろな和菓子が試食食べ放題 中でも 柚子のお菓子が大人気なのは意外でした。




会場の手前の噴水庭園では、裏千家の師範による お抹茶のお点前を頂けるとあって 大人気emoji01

エスプレッソで育った人たちなので、お抹茶の苦味も全く苦にならないようです。


今回のイベントを主催した 「フィレンツェ・マニフィコクラブ」主宰の福井様、そして地元の関係者様たちのボランティアでの活動風景、
カメラマンさん、そして通訳をして頂いた皆様に感謝 感激でした。icon14


また、30年培ってきた技術が こうして海を渡り 皆さんの目に焼きつき「和菓子」というピンポイントのイベントに多くの方々が魅了された事、文化交流、そして日本を代表してイタリア・フィレンツェにて披露、紹介が出来たことを静岡県庁、副知事、藤枝市市長に報告してきましたが、次回はボランティアではなく 静岡県を始め、藤枝市、和菓子協会がバックアップしてくれるようです。face22


今後、自分自身が やらなければいけない事の重要性が ぼんやりではなく、はっきりと見えた旅になったことは言うまでもありません。

当たり前を当たり前に 後世に伝え、技と心の灯をバトンタッチするほか ないですね。

また 折りに触れ今回のイベントを講演する機会も増えそうで、菓子業界を担う一職人として責務を感じますemoji11










  


Posted by 季の菓 和 at 16:50Comments(2)職人として

2015年10月15日

イタリア・フィレンツェ パート1

こんばんは、 無事にフィレンツェのイベントに行って参りました。icon32

日本とイタリア・フィレンツェの国際文化交流、しかも「和菓子」がメインテーマでした。emoji13

イタリア大使館、日伊協会、各方面の文化財団の方々が レセプションにお見えになり、1,000人を超える来場者で賑わいました。

私も、生菓子の実演をし 涙を流される方々にこっちの方が 感動してしまいました。face15

フィレンツェ在住のボランティアの方々が、同時通訳をしてくださり 現地の方々やパティシエ、パティシエールの皆さんから質問攻めに。

結果、実演以外で 30分以上のミニ講演会となりました。emoji01



質問も各日、「心構え」、「何を思い お菓子を作り上げていくのか?」、「日本の文化意識とイタリアの文化意識の違い」などなど

今まで30年の経験を活かし、微力ですが コミュニケーションを取り、魅せ、食べさせ、そして何かを感じとる 国同士のプライドの
ぶつかり合いに貴重な、そして何も言えないくらいの充実感は 初めての経験でした。emoji14



また 子供たちからも 意識の高い質問に イタリアの国の 親から子へ、子から孫へ 語り継ぐ文化継承が見えました。

本来なら 我々日本人が ちゃんとやっていないといけない事。 はっきり言いまして、恥を知りましたicon10






工芸菓子の実演、上生菓子の実演、そして裏千家の師範による立礼席での 抹茶席。




会場のメディチ家、リッカルディ宮殿。 壁はミケランジェロが手がけたようです。




庭園茶会の会場に向かう 中庭です。



 
花を活け、荘厳な会場を青竹が「和」を醸し出しています。


パート2 に続くicon14





  


Posted by 季の菓 和 at 17:39Comments(0)職人として

2015年10月05日

イタリア フィレンツェにて

こんばんは、face02

今日は 皆さんに ご報告がありますicon14


10月7日〜13日まで 和菓子の実演で イタリアのフィレンツェに行って来ます。

メディチ家ゆかりの会場で、8日レセプション 9日招待客のみ、10・11日 一般公開となります。emoji01


10年ほど前、同じような事がイギリス ロンドンで行われ その時も名前が上がり打診されましたが、
当時は まだ若輩者、私よりもっと素晴らしい方が大勢いらっしゃいますし、時期尚早ですので見合わせて下さい!

と丁重にお断りさせて頂きましたicon10

が、今回は特別なイベント 国賓の方々もいらっしゃるようで 今年に入ってから打診され、

「もうお断りする理由は 見当たらないですよね、茶道の先生方よりも推薦されていますので国を代表して是非ともお願い致します」


引き受けさせて頂きました。face01








フィレンチェ行きが決まり、多方面の方々 そして今までお世話になり、私を引っ張って頂いた お師匠、親方の皆さんに「日本の技術と伝統を見せつけてやれ!」背中を押されました。face22



和菓子職人を目指し、18歳から今まで30年間 この業界でやらせて頂いたのも憧れの存在として君臨する

・京都 仙太郎 の前社長 田中 護氏、 当時の職長 花岡 茂氏

・公私共にお世話して頂いた 日本菓子協会 「東和会」前会長 惜しまれて亡くなられた 吉村進之介 先生、 関 信男先生

・心技体をご教授して頂いた 横山清治氏、室田義三氏、森山 清氏

・伊勢 藤屋窓月堂 社長 藤波俊也氏、 青梅 紅梅苑 社長 鈴木 博氏

・長い休みを快諾して頂いた 当社 大塚社長、 牧之原いなば園の社員の皆さん


恩返しなんて 軽々しい事は 言えませんし、できません! 

お教え頂いた宝物は 間違いなく 次の世代に伝える事 それが恩送りとなり 和菓子の技術継承となると思っています。

さて、業界を代表して(そんな偉そうに言えませんが) 行って参りますemoji13










ご注文はこちらから



静岡茶の製造直販 茶匠庵 本店
http://www.chashoan.co.jp/

静岡茶の製造直販茶匠庵 楽天市場店
http://www.rakuten.co.jp/chashoan/

抹茶スイーツ パティスリー茶匠庵
http://www.rakuten.co.jp/patisserie/

お茶と海苔 日本橋いなば園
http://www.inabaen.co.jp/

  


Posted by 季の菓 和 at 17:56Comments(0)職人として

2011年01月11日

広報ふじえだ と サーキットの狼

いつもご覧いただきありがとうございますicon12

毎日冷えますねface15

先日市内に配られた「広報ふじえだ」で、茶わらびをご紹介いただきました。


写真はだておさんからお借りしますm(__)m

「腕組みしてください」というご指示がございましたので、ちょっと気取ってみました(笑)


おかげさまで「広報見てきました~」と仰っていただくお客さまや、何もおっしゃらないけどきっと広報を見て下さって、ピンポイントで茶わらびを買って下さるお客さまがいらして下さっていますemoji08

ありがとうございますicon06




スイーツにはお茶はつきものですからね。
藤枝の美味しいお茶と一緒にいかがでしょうかicon14



さて、昨日は成人の日。
成人を迎えられたみなさま、おめでとうございますicon12

当店でも、お赤飯やお祝い返しのご注文をいただきました。

嬉しい事に、遠く清水からもface25

Pさまのご子息ももう20歳。 この間高校出たと思ってたのに(笑)


というわけで、Dさんと一緒に電車で配達してきましたicon18
なぜに電車で・・・

それは、もちろん「スーパーカーの会」としての初仕事で、茨城県潮来市にある ~サーキットの狼ミュージアム~に遠征する為です?!  
潮来のオックス=イオタだ~ と横で叫んでいますが。face07

なかなか休みの都合もつかないメンバーですが、ここしかないと 10日の昨日、朝一番より出発。
清水より、りく夫さんの運転で、ポッチーさんだておさんとともに主人もGO!icon17

昼前に到着




憧れの328。




この後ろ姿、ホント子供にかえってますね。

すばらしいの一言につきます。詳しくは、それいけ だてお!で。

清水に帰ってきて、すし屋のうめさんの「寿司鐡」で反省会をして無事にかえってきました。うめさん、ご馳走さまでした。

往復の車中から、反省会までご堪能。りく夫さん運転お疲れさま。だておさん、ポッチーさん楽しい時間をありがとです。face02

帰りの駐車場の「カウンタックLP500S」 すばらしいエキゾーストでしたね~ また、イベント組みましょう!と主人は、大喜びでした。


そうそう、16日の日曜日 朝6時15分位から フジテレビで、ここ「サーキットの狼ミュージアム」が紹介されるようですよ。
ご覧になられる方は、是非どうぞ!icon14
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Posted by 季の菓 和 at 13:56Comments(6)職人として

2010年11月29日

ふじのくに食の都づくり仕事人

いつもご覧いただきありがとうございますicon12




静岡市のグランシップにでかけてまいりました。ガンダムを見になんて言ってましたが、ホントは表彰式。

「ふじのくに食の都づくり仕事人」に推薦していただき、

川勝平太静岡県知事より表彰状と楯をいただきました。



3周年を迎えるにあたり、このような賞をいただき、感謝感激雨霰。

身の引き締まる思いでございますm(__)m



静岡県は、日本一高い富士山や日本一深い駿河湾をはじめとする多様な風土に恵まれ、
生産される農林水産物の数は全国でもトップクラスを誇るとともに、
農林水産大臣賞の受賞数も5年連続で日本一であるなど、数・質ともに食材の宝庫、
いわば「食材の王国」です。

本県では、この「食材の王国」という「場の力」を活かし、食材を生産する“ものづくり(生産者)”と、
これを料理し提供する“ものづかい(料理人)”とを結合させ、
地域で取れたものを地域で、おいしく、楽しく、美しくいただくという“ふじのくに食文化”を創造し、
国内外の人々を惹きつける「ふじのくに食の都」づくりを進めています。




ついては、「ふじのくに食の都」づくりの推進役としての活躍を期待し、
本県の“ものづくり”が生産する農林水産物を使い、
本県農林水産業の振興に貢献している料理人の方々を「ふじのくに食の都づくり仕事人」(以下、「仕事人」という。)
として表彰します。という事です。



県内の料理人180人、菓子職人20人で構成され、今後取材を通して、ガイドブックが来年3月に発売されます。face02

当店では、藤枝市で栽培されている、「ツタンカーメンのえんどう豆」を使用した、千紫悠々

春は抹茶、夏は青柚子、秋は酒粕、冬はリンゴの棹菓子、ひといろ

がピックアップ!

御期待下さいませicon14

☆ 河邉基次さん     蕎麦酒かわかつ
☆ 齋藤 修 さん    友喜
☆ 西谷文紀さん    NORI
☆ 山本 洋 さん    レストラン カクタスハウス
☆ 吉岡光正 さん    魚菜旬彩 実和

     地元藤枝市から、6名が、表彰を受けました。


emoji52さて、おかげさまで当店は12月7日で3周年を迎えますemoji52

今年も3周年限定サービスのお菓子をご用意させていただきますface03emoji13

まだ試作の段階ですので、写真は載せませんが、チョコレートを使ったお菓子です。

12月6日(月)~12月11日(土)までの期間限定販売です。

そして今年も、ご愛顧してくださるお客様への感謝の気持ちをこめて、こころばかりのお品をプレゼントさせていただきます。



ご来店、心よりお待ちしておりますface02



icon2311・12月のお休みのご案内icon23
11月28日(日)
12月5日(日)・12日(日)・19日(日)・20日(第3月)・26日(日)


*よろしくおねがいいたします*
  


Posted by 季の菓 和 at 22:45Comments(8)職人として

2010年06月17日

富貴

いつもご覧いただきありがとうございますicon12

梅雨の合間の晴れも、、あと少しでしょうか。。。
それにしても暑すぎますicon10

ちょっと季節は遅れてしまいましたが、当店で牡丹の花がご覧いただけます。


工芸菓子「富貴」です。 

工芸菓子とは、すべて食用可能な菓子用生地や製菓材料だけを使用して作った観賞用の菓子のことである。高度な技術を駆使し山水花鳥風月などを写実的に表現したそれは、まさに芸術作品である。と、されています。


この工芸菓子とはいつ頃から始まったのでしょうか?

 これらの飾り菓子は、古くから鑑賞用として京都で作られてきましたが、その始まりは、江戸時代の元禄享保の頃(1688~1736)大奥で鑑賞された”献上菓子”にその端を発しています。

 明治の初め頃、白砂糖が輸入されてから打ち菓子や有平糖に色や形をほどこすようになり、以後たゆまぬ工夫や努力を重ねて、生砂糖(雲平生地)細工菓子の製法が考案されました。

 この京都の飾り菓子が、広く一般に知られるようになったのは、
明治23年(1890)東京で開催された、第3回国内勧業博覧会に”籠盛り牡丹”の大作飾り菓子を出品してからであろうと思われます。
 そして一般に”工芸菓子”と呼ばれるようになったのは、第2次大戦後のようです。」
 (「和菓子技法ー第7巻」主婦の友社刊 参照 )



今回の材料は、 粉砂糖、寒梅粉、食用色素のみでつくりました。いわゆる生砂糖、雲平(うんぺい)です。
 
寒梅粉とは・・・・もち米を蒸し上げた後で、水分を取るために乾燥させてから細かく製粉したものをみじん粉といい、それをなお、細かくふるい製品としたものを寒梅粉といいます。
舌触りと香りがいいので新米が使われることが多く、この新米を粉に挽く時期が、冬のおわり、梅の咲く時期にあたるので、「寒梅粉」と呼ばれているとのことです。

まず生地を着色し、薄くのして葉をつくり乾燥させます。 花びらも同様にして乾燥させます。


牡丹の「シベ」のアップです。


一枚、一枚、蒸気を当てて艶をだして花を組んでいきます。 この時ばかりは鬼気せまった表情ですので家族中が非常にピリピリムード!声をかける勇気は微塵もありませんface07
そんな事しようものなら、あの「眼」で完璧にノックアウトをくらいます。icon09

そんなこんなで、出来上がりました~face02



icon236・7月のお休みのご案内icon23
6月20日(日)・21日(第3月)・27日(日)
7月4日(日)・11日(日)・18日(日)・19日(第3月)・25日(日)


*よろしくおねがいいたします*


icon27お中元にいかがでしょうicon27

 
極軟 水ようかん (棹)
 
じゅれ 5個入り (フランボワーズ・ピオーネ・八朔・お茶・紅茶)
 
夏甘露 (ケース入り)

ご予約・地方発送もお承りいたしますicon27
店頭・お電話・オーナーメッセージにて、お問い合わせくださいませicon12  


Posted by 季の菓 和 at 15:18Comments(2)職人として

2009年10月31日

スイーツのまち 藤枝

いつもご覧いただきありがとうございますicon12

本日、藤枝スイーツ・コレクション2009が、小杉苑さんで開催されましたicon28

販売当日、なんと10分で売り切れてしまったというプレミアチケットface08


藤枝はもちろん、自由が丘スイーツフォレストからもお越しいただき、10店のお菓子が食べられるバイキングとのこと。
ワタシも行きたかったです~icon11

ご参加いただいたみなさま、お楽しみいただけましたでしょうか?

主人も、上生菓子の実演で参加させていただきました。

そして、10月に行われていたスイーツコンテストの表彰式もあり、市長賞icon12をいただいてまいりましたicon14

ご投票いただいたみなさま、ありがとうございましたm(__)m




 お写真はATSUKOお姉さまより。
ありがとうございましたicon06


お客さまに喜んでいただける嘘のない、本物のお菓子を食べていただきたいという思いから始めた「季の菓 和」。
藤枝市内をはじめ、多くのみなさんにおぼえていただき、根付いてきたのかなと実感しております。

これからもみなさまが笑顔になっていただけるような、そんなお店でありたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

スイーツチケットにご当選されたみなさまも、おめでとうございますface02

使用期限は11月15日までとなっておりますが、当店は15日が定休日ですので、
11月14日(土)までにお忘れなく、ご来店・ご利用くださいませicon12

お待ちしておりますicon06


そして11月8日(日)は、「て~しゃばストリート105【食の日】ふじえだグルメまるかじり!」にて、コンテストにエントリーした茶香の蜜さこうのみつを販売いたします。



藤枝のグルメが集まるイベントですicon28
ぜひ藤枝駅南口のアピタとBiviの間、て~しゃばストリートへお越しくださいませface02

その日、主人はグランシップで大茶会ですので、ワタクシ嫁がおりますface06  続きを読む


Posted by 季の菓 和 at 16:48Comments(8)職人として

2009年09月20日

はさみ菊

いつもご覧いただきありがとうございますicon12

連休2日目、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
本日は日曜日ですが、お彼岸の入りですので営業しておりますicon14

お彼岸ということで、煉りきりのはさみ菊ご注文いただきました。

ぜひクリックして、大きくして見てくださいね。

2色の餡をぼかして、こし餡を包み、切っていきます。





部長もたまには(?)本領発揮、いつもよりも職人の技を光らせますicon12


はさみ菊用の2本のはさみ。 細~く先がとがっていて、まっすぐなもの(奥)と、先がちょっと曲がっているもの(手前)と使い分けて切っていきます。
はさみも自分で使いやすいように、研いで一般のものよりも細くしています。

集中してチョキチョキとしているところ、知人の真似をして「集中!集中!」と言ったら、笑わせてしまいました。
集中しているときに声をかけてはいけませんねface03


常連のお客様よりご注文いただきましたので、色も切り方も変えてお作りしました。

和菓子技術の国家試験・1級技能検定の試験にもある「はさみ菊」。
試験では、花びら1周で24枚、それを8段に切らなければいけません。 (写真の上の2つ。上段切りと下段切り)

1枚でも足りなければ減点です。
次の段を切る時に、花びらと花びらの間に交互に綺麗に切れていないのも、減点対象です。


食べるのはもったいないですが、捨てるのはもっともったいないので、目で楽しんで、そのあとお召し上がりくださいね。

お彼岸・ご法事の、お供えにいかがでしょうか。 
観賞用に、素材を変えてお作りする事もできます。
3日前までにご予約下さいませ。


また折を見て、工芸菓子もご紹介いたしますface06  続きを読む


Posted by 季の菓 和 at 10:23Comments(3)職人として

2008年06月23日

ミズモシタタル…

いつもご覧いただきありがとうございますicon12

雨が降ったり止んだりしていますねicon03

こんなにお足元の悪い中、ご来店いただいたお客様face02

どうもありがとうございますicon14




そんななか、バラバラとすごい音がするので外を見ると・・・


どうやら、雨どいに落ち葉がつまっているようで、それがお店の軒先の敷石に、雨水が滝のように落ちているのです。

今日はポンチョをまとい、お店の塀にひょいと飛びのり、違う職人に変身しお掃除してくれました。

昨日は、お風呂のつまりをお掃除face02

ありがたや、ありがたやicon14








  


Posted by 季の菓 和 at 13:52Comments(2)職人として

2008年06月12日

恩師来静

いつもご覧いただきありがとうございますicon12

今日は2度目、主人の投稿です。

恩師5人衆のお話です。

1人目。 地元相良高校商業科を卒業し、初めての修業先は、京都の仙太郎でした。

前社長であり、皆に「大将」と呼ばれる M.Tさん。
素材から始まり、ものの考え方等など 今の自分の礎になっております。

お店に掲げている この言葉

還暦のお祝い会で、弟子一人ひとりに頂いたものです。
「あの頑固な野球少年が、ようここまで気張ったもんや もっと不器用に突き進め!」と、この言葉をいただきました。
いつも仕事を見られているようで、気が引き締まります。

2人目。 業界の重鎮である 厚木市 S.Yさん。
新宿中村屋勤務時代より、今のいままでお世話になり尊敬やまない、職人らしくないマルチ職人とは
まさにこの方しかいないのではと思うすごい方です。自分の息子の名前に一文字を頂いたほどです。
と、言えばどのような方かはお察しできるかと思います。
 
3人目、4人目。 S.Yさんの兄弟分になります本日来店して下さった 厚木市 K.Yさん。 
新宿中村屋本店 黒光庵 職長 Y.Mさん。


また、このお二人には公私ともども父親以上にお世話になったといっても過言では
ありません。
朝から夜遅くまで仕事はもとより、家庭や子供のしつけ等数えたらきりがありません。
こんな自分をよくここまで引っ張って頂いたことに感謝の念でいっぱいです。
久しぶりの対面で話が止まりませんでした。お元気でホントにうれしかったです。
また今度は、奥様といらしてくれるとの事、楽しみです。

5人目。 Y.Mさんのご紹介でお知り合いになれた N.Sさん。
野球が大好き、スポーツをこよなく愛する センス抜群のスーパー職人でした。
晩年一緒の世田谷の野球チームでおともさせて頂き、元全日本選手や、ノンプロの方々と
知り合いになれ野球の深さをまざまざと体感しました。
また仕事でも通じるあくなき探究心、美意識、審美眼、独特の技法に目を奪われ一種の恐ろしさを覚え
たのは今でも鮮明に脳裏に焼きついています。
無念なことに、若くして他界されましたが 託された言葉はいつも胸に刻み精進しています。

今の自分の核となります5人の恩師には足を向けては寝られません。
よく、恩返しという言葉を聞きますが、この恩師達が全く同じ事を言ったのは忘れません。


「その人に恩返しなんてできないよ、俺達もそうして世話になって大きくなってきたんだ。

     次の世代に技術、哲学を伝えていく、それが恩返しになってつながるんだ。」

 「お前にもいつかそういう男があらわれる、その日までは」 と、、、、、責任重大です!

そんなこんなで、お後がよろしいようで。。。。。。。。店主のひとり言でした。
   



  


Posted by 季の菓 和 at 19:52Comments(5)職人として